水ポケモン好きによるポケモン雑記

大の字のブログです。主に水ポケモンの育成論(型紹介)やパーティー構築について記しています。

【ポケモン剣盾仲間大会】公式レギュレーション「ウォーターパラダイス」2位入賞水統一チーム【第5回れっどカップ】

皆様、こんにちは。
大の字です。

 今回は剣盾で10/15に行われた、VTuberのれっど(@homura_kurenai)さん主催の仲間大会「第5回れっどカップ」に、水タイプ統一パーティーで参加し、実質参加者37人中、見事「2位(銀メダル)」に入賞出来た

ので、使用チームについて詳述したいと思います。

 

(1)大会ルール

 ランクマシングルのフラットルール6350(※6体の中から3体選び、Lvは「全て50に」統一される)に準拠したもので、以下の制限ルールが設けられています。

①パーティーに含めることの出来るポケモンは「水タイプ」のもののみ。

②ランクバトルシングルのシリーズ9で使用可能なポケモンに限る(※但し、以下のポケモンは参加出来ない)。

スイクン(※重要)、カプ・レヒレ、ウーラオス(れんげきのかた)

 

所謂「冠環境」までのポケモンが参戦可能で、他にも次のようなポケモンは参加出来ません。

・配信限定のいわゆる「幻ポケモン」であるボルケニオン

・いわゆる「禁止級伝説ポケモン(禁伝)」のカイオーガパルキア

ケルディオ

上述したように「準伝説ポケモン(準伝)」は参加出来ないので、嫁ポケであるスイクンと一緒に戦えないのは非常に残念でした😭

上記①、②を充足したポケモンのみが使用可能です。

 

(2)参加への経緯

 今回私は、参加を決める段階で相棒のスイクンと"水ポケモン達の泉(ウォーターパラダイス(※以下、ウォパラと記す)環境)"で戦えないのは知っていました。しかし、公式大会が開かれているリアルタイムでこの環境に身を投じる事が出来なかったので、今回れっどさんがウォパラルールで仲間大会を開いて下さったし、是非とも現時点での最新世代で、水ポケモンを扱い慣れている猛者の皆様とお手合わせし、自身の実力を示しつつ磨くとともに、実況者としても水ポケモンの良さを布教する意識で、参加しました。

(3)環境事前考察

 ポケソルさんの動画(https://youtu.be/KeCV_aq6JWE)と、スマホ版のPokemon HOMEで確認可能な公式大会「ウォーターパラダイス」でのポケモンの使用率ランキングから、環境上位にくるポケモンは大体予想出来ていました。

 

ギャラドス...ダイジェットをタイプ一致で撃て、且つ強力な積み技「竜の舞」を覚えるので、全抜きのエースになれます。更に剣盾で草技(パワーウィップ)を習得し、水ミラーに対し打点を得たことで、ダイマックスしてGF(グラスフィールド)を貼ると、特性の自信過剰によるA上昇等も活かしつつ無双が狙えます。

 

ラプラス...優秀な複合タイプにタイプ一致で4倍弱点を突ける「フリーズドライ」を覚え、飛行複合のギャラドス、草複合のルンパッパ、竜複合のキングドラ、数々の地面複合ポケモン(ヌオー、ラグラージナマズントリトドンガマゲロゲ等)に強いこと、更に一撃必殺技(絶対零度、角ドリル、地割れ)を多く覚えたり、何より剣盾ではキョダイマックスからのキョダイセンリツにより両壁貼りを一手で行え、味方のサポートも出来て強いです。

 

ルンパッパ...唯一の最終進化草複合で、水タイプの弱点である草技及び電気技の両方を等倍に抑えることが出来ます。攻撃面では、水タイプにより通る草技を自身もタイプ一致で打つことが出来、タイプ的に耐性が優秀で、耐久が高いポケモンが多く泥沼戦になり易い水ミラーマッチのダメージレースで優位に立つことが出来ます。

 

ウォッシュロトム...電気複合タイプなので、水タイプに対するタイプ一致打点を持っており、種族値のバランスや特性も良い上(※浮遊で本来抜群の筈の地面技が無効)、技も多彩で型を読まれにくく強いです。体重も0.1kgと軽いので、唯一の弱点と言える草技の「くさむすび」を僅か威力20に抑え、容易に相手から大ダメージを受けないのも特筆すべき点です。

 

ランターン...ウォッシュロトムと同じく電気複合で、且つ特性「ちくでん」により電気技を無効にするどころか回復ソースに出来る為、水統一に入れ得なポケモンです。

 

ガマゲロゲ...地面複合タイプで電気技を無効にしつつ、ステルスロックを撒いて起点を作る事が出来ます。剣盾から草技の「パワーウィップ」を習得したので、ダイマックスを切ってダイストリームを放ち自身で雨を降らした後、発動した特性「すいすい」により殆どのポケモンの上から弱点を突けます。

 

 私はこれらのポケモンへの対策を必須と考え、今回次のようなパーティーを組みました。

 

(4)使用パーティー

上記画像のようなパーティを組みましたが(※チームIDは「0000 0008 80GF VF」で公開済みなので是非使って下さい!)、構築の意図を各ポケモンの型紹介と共に記していきます。

 

(5)型紹介

ギャラドス

特性:自信過剰
性格:陽気
努力値:AS252、残りH
持ち物:ソクノのみ
技:パワーウィップ、飛び跳ねる、身代わり、竜の舞

 

 ウォーターパラダイスの使用率ランキングや、本大会で好成績を収めた方々の使用していた技や持ち物から、自分なりに環境を考察して辿り着いた型です。ポケソルのせつないさんが他の仲間大会(※勿論、ウォーターパラダイスレギュレーションです)で優勝した時に、ギャラドスがトップメタと仰っていたので、採用は早い段階で確定していました。それに対し、主に岩複合タイプがステロを撒いて対策してくると思ったので、(ドヒドイデ等の毒複合タイプ対策も兼ねて)地震の採用も考えましたが、技スペの関係で後記のスターミーに対策を一任し、ステロ撒きへの打点は剣盾で新規習得したパワーウィップにしました。水統一環境では、ギャラを止める為に電気技がバンバン飛んでくると思ったので、半減できるソクノのみを持たせ対策し、相手のダイマックスを枯らす意味も含めて身代わりを採用しました。

 

ラプラス
特性:シェルアーマー
性格:臆病
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
技:フリーズドライ、雷、絶対零度、角ドリル

 

 キョダイマックスからのキョダイセンリツによる壁貼りが強いラプラスですが、水統一環境ではそれ以上にフリーズドライの通りが良過ぎるので(※その為、公式大会では、ギャラドスにヤチェのみを持たせている方々も居たようです)

、パーティに即採用しました。使用率データや一撃必殺技の多彩さ(特に角ドリルの通りが良い)から、60族とやや鈍足ですがスカーフを持たせ、特性や種族値から来る耐久の高さに頼って一撃技の試行回数を確保し、ヤドラン等の耐久ポケへの対策にしました。他にも、ギャラドスや後述するルンパッパの積み、また後記するスターミーの弱点保険の起動に係るダメージを軽減すべく、ダイマックスしてキョダイセンリツで壁貼りのサポート役も担えます(※少々勿体無いですが)。

 

ウォッシュロトム

特性:浮遊

性格:臆病

努力値:HS252

持ち物:リンドのみ

技:放電、ライジングボルト、ハイパーボイス、悪巧み

 

 私のBDSP動画(というかYouTubeに投稿した処女作の『4世代水ポケモン統一パでシングルバトル』(https://youtu.be/goKKw3vMn8w))や、過去の記事(https://dainoji88.hatenablog.jp/entry/2022/06/15/023436)でも紹介した型をベースに(臆病HS振り)、ウォパラ環境でも活躍できるタイプ一致電気技を2つ採用した型にしました。ダイマックスのある剣盾の対戦環境では、火力不足が否めないですが、悪巧みを習得したことで補えた(というかそこまで相対的にマイナスにならなかった)ので、ダイマックスしてダイサンダーでEF(エレキフィールド)にし、ダイマックスが切れたとしても、ライジングボルトで火力を保証できるのが強みです。また、ダイマックスの活かし方が勝敗を握る剣盾の対人戦では、相手のダイマターンを枯らす為に身代わりの採用もしばしば見られるので、その対策として音技のハイボを採用しました(※ラプラスの一撃技でも言及したように、ノーマル技の通りが良いのも少しあります)。

 

④ルンパッパ

特性:すいすい

性格:陽気

努力値:AS252

持ち物:きあいのタスキ

技:グラススライダー、雷パンチ、剣の舞、カウンター

 

 今回のチームの地雷枠(とっておきの型)です。ルンパッパが水統一パにおいて入れ得なのはお分かりかと思いますが、それだけでなく、カウンターを覚えることで多くの物理積みポケモンの切り返しを出来ることが今回の主な採用理由です。襷を持たせれば、「剣の舞」を安全に積めるし、何よりパンチ系の技を豊富に覚えるルンパッパにとってはA種族値が低い(70)ので物理型が読まれにくいのもあり、とても刺さります。

 そして今回の1番の地雷要素は、「グラススライダー」です。シャーレ(@shiyarei _uxie)さんが開かれた「シンプルシンパシー」でも水の天敵・ゴリランダーが猛威を奮ったように(※詳細はこちら→https://dainoji88.hatenablog.jp/entry/2022/04/25/152055)、草技を「GF(グラスフィールド)」下でタイプ一致で先制で連発出来れば、例え耐久の高い水ポケ達でも受け切れません。そこでルンパッパにグラススライダーを覚えさせ、ダイマックスしてダイソウゲンを打ちつつGFを展開し(※大会の対戦中に気付いたのですが、あわよくばカウンター媒体のダイナックルでAも上げられます)、ダイマが切れても残ったGF上でグラススライダーを先制して撃ち、無双が狙えました。

 

ジーランス

特性:頑丈

性格:意地っ張り

努力値:AS252

持ち物:イバンのみ

技:岩石封じ、欠伸、ステルスロック、諸刃の頭突き

 

 ギャラドスラプラスといったトップメタポケモンのHPを1/4削り(=ステロ)、且つ大ダメージを与え得る技(=諸刃の頭突き)を搭載した「2大トップメタ対策ポケモン」です。役割は主に起点作りで、こちらの(主に積み)アタッカー達を通す為のサポートをこなしつつ、先にイバンのみ+欠伸や岩封、諸刃の反動で相手の起点になる事も無く役割を遂行して退場出来ます(※相手ポケモンダイマックスに対しても、頑丈でストッパーになりつつ、欠伸で択を強要したり自主退場すれば強力なダイマックス技の追加効果も回避出来ます)。頑丈持ち(ミラーやアバゴーラ)や襷持ち(サメハダーカブトプスパルシェン等)にも強く出れて、大会前から期待の子でした(※この動画の収録時で動かし易さを実感していたので、是非見て下さい→https://youtu.be/QSB-EoTr7rQ)

 

⑥スターミー

特性:アナライズ

性格:冷静

努力値:HC252

持ち物:弱点保険

技:サイコキネシス、草結び、10万ボルト、マジカルシャイン

 

 主に毒複合タイプ対策要員です。水ポケモンに対し電気より通りの良い草技を等倍に抑えられ、且つ環境トップに予想されるルンパッパ(※特に耐久型ですね)に強いドククラゲ(特性ヘドロ液やダイアシッドのC↑、ミラーコート)、高耐久で突破が困難なドヒドイデ等、兎に角搦め手で嵌められる前に弱保起動で倒し切る算段でしたが、それだけでも火力不足と感じたので、特性アナライズで更に1.3倍に底上げし、泥沼戦を避けられるようにしました。害悪戦術やTOD対策だけに留まらず、対策が薄いと感じたトリックルームへの(最低限の)対策にもなっているかと思われます(※一応、冷静最遅です )。

 

(6)選出について

 基本選出はジーランス+ルンパッパorラプラスとなります。見せ合い時の相手の手持ちで少々変更することもありましたが、殆どこの3匹が主力でした。トップメタのギャラドスはもっと選出するかと思ったのですが、ウォッシュロトムもそんなに選出しませんでした。一方、スターミーはドククラゲドヒドイデ入りには必ず選出し、期待以上に活躍してくれました。

 

(7)大会総括

 大会に参加してみて、初めて仲間大会で連敗しなかったことが大きな自信になりました。今大会の戦歴の概略ですが、序盤、高レート(1500↑)の方々に勝てなかったですが、途中で3連勝を2度も達成したり、疲れのある後半に、各々レート1551と1566の方に連戦で勝てた(即ち2連勝)のが嬉しかったです。対戦相手の皆様から学んだことも多く、ルンパッパの「ねこだまし」を頑丈や襷といった行動保障を潰す為に採用していたり(※というのも、猫騙しはダブルバトルを始めとする複数戦で採用される技なので、シングルではあまり見る機会が無く珍しいと感じたからです)、ダイサンダーによる追加効果でのEF(へ)の貼り(替え)が、こちらのルンパッパの、上述したGF展開後の運用法のメタになっていてお相手のプレイングがお上手だと感嘆しました。

 

(8)最後に 

 最後に、水統一のみの(それも一般ポケモンのみの種族値の暴力が通じない)環境では、トップメタ予想と対策といった、メタゲームに近い事前考察と地雷枠を仕込んでそれを刺すプレイングが求められると再認識しました。

好成績を収めるには、何よりも水統一パ(押し並べて言うならタイプ統一パですね)への理解が試されますし、水ポケモンの長所と短所をしっかり把握した上で(何が出来て、何が出来ないかを知識として蓄えておき)、大会参加前に既に自分なりのプレイングとして経験で身に着けておく必要があると思います前述の通り、私もかなり他の方々のメタを参考にしたり、データに目を通してしっかり考察した上で、長らく磨いてきた経験を活かせたので、今回のような好成績を残すことが出来ました!

2位入賞の証として、主催者様より色違いスターミーも頂きました★ 嬉しい限りで、御座います〜!!

 

水統一使いの皆様には特殊ルールにおけるパーティの組み方が、その他のポケモントレーナーの方々には水ポケの良さやが本記事で伝われば幸いです。

ここまでお読み頂き有り難うございました。また次の投稿でお会いしましょう!