水ポケモン好きによるポケモン雑記

大の字のブログです。主に水ポケモンの育成論(型紹介)やパーティー構築について記しています。

【ポケモン剣盾GSダブル】両禁伝保険加入軸追い風トリルスイッチ結論パ【シーズン28ランクママスボ級達成】

皆さん、お疲れ様です。
大の字です。

今回、ポケモン剣盾のランクマシーズン28にて、ダブルバトルマスターボール級を達成しましたので、構築記事として記していこうと思います。
f:id:Dainoji88:20220330024206j:plain

レギュレーションは前回の記事(2022INCMarch)と同じGSルール(※フラットルールでは使用できない特別なポケモン達、通称禁止級伝説(以下、禁伝と記す)をパーティーに2匹まで入れることができるもの)で、マスボ級達成時のパーティーも使用しているポケモンの種族自体は全く同じなので詳細は割愛しますが、まだ読んでない方は先ずこちらをご覧下さい。→https://dainoji88.hatenablog.jp/entry/2022/03/13/233619

●変更点
f:id:Dainoji88:20220330024149j:plain
上のパーティー画像を見て頂いたら分かるように、以下の2点を変更致しました。

①デスバーンの技を「置き土産」から「守る」へ変更。
②マホイップを別個体に変更(※それに伴い、型(特性、持ち物、技の3点)が大きく変化)。

まず①について。
置き土産を採用していたのは、死に際に、主に相手のダイマックスエースのダイマックス技等による攻撃系ステータスの能力上昇を引き下げ、且つ味方のトリックルームエースポケモン(白バド)に十分なターンを残す為でした。しかし、ランクマではスパボ級辺りからプレイヤーのレベルが上昇し、デスバーンのトリル展開をサポートするコジョンドの動きが読まれ易くなりました。具体的にはサイドチェンジを読まれてデスバーンに攻撃を集中され展開前に倒されたり、トリルを展開出来てもコジョンドを倒されずに、逆に白バドの弱保起動要員であるデスバーンを先に倒されたりしてしまうことが増えました。
またトリルエースの強力なライバルとなるソルガレオの存在もあり、様子見兼トリルターン枯らしのダイウォールが増え、置き土産が上手く機能しなくなりました。

そこで、置き土産を守るに変えてみると、初ターンに相手の出方を伺う様子見に使えたり、トリル展開直後のターンに守るをすることで、「雨下カイオーガのダイストリームが飛んできたとしても、1/4に抑えてギリギリ生き残ることが出来る」ようになりました。コジョンドだけ倒してもらい、安全に白バドを死に出し出来、そこから岩石封じによる、所謂“味方殴り”ギミックの起動(能動的な弱保の発動)も比較的安定して行えるようになりました。

次に②について。
最初マホイップは追い風やトリックルーム、両壁といった、アーマーガァやデスバーンの場作りに対する、相手の挑発での妨害を牽制する為に特性が「アロマベール」の個体を採用し、技も溶けるを積んで自己再生で回復しながら、接触物理技を受けて相手を削るためゴツゴツメットを持たせていました。
しかし、役割対象のポケモンが比較的少ないことや、そもそも溶けるを積む余裕が余り無いこと、「ダイマックス技が非接触である」こと等が影響し、余り役割を果たせていませんでした(※INCから続いて殆んど選出すら出来ていませんでした)。
更にスパボ級以降の高ランク帯では、「モロバレルのキノコの胞子を始めとする催眠技」が多く飛んでくるようになり、ダイマックスエースの禁伝2匹(特に白バド)が、ダイマックスターン中に眠らされ、そのままターンを枯らされたり、展開要員では特にデスバーンが粉技を浴びる事が増え、ギミックはおろか展開すらさせてもらえない状況が数多くありました。
そこでもう一つの通常特性「スイートベール」に注目しました。この特性を持つポケモンが場に居るだけで、自身だけでなく味方も眠り状態にならなくなりますが、夢特性から通常特性への変更は出来ない為、一から育成しました(ハートアメざいくの、ミルキィソルト個体)。
最初は、特性以外同じ技構成(マジカルフレイム、デコレーション、溶ける、自己再生)と持ち物(ゴツメ)で起用していたのですが、それでもやはり役割をこなすには何かが足りないという具合でした。見せ合いの時点で相手のパーティーモロバレルが居たら確定で選出していたのですが、パワー負けしないように禁伝を2匹とも選出する関係上、残り1匹に展開要員(圧倒的にデスバーンの方がアーマーガァより選出機会が多い)を選出すると、展開をサポートする為のコジョンドが選出出来ず、選出が窮屈になった結果、展開すら出来ない時がありました。
どうすればマホイップを十分活躍させられるかランクマで試行錯誤した結果、「場の状態に関わらず」必ず味方にデコレーションをして、エースのバフさえ出来れば、そのエースで勝ち切れるのでは無いかという考えに至りました。そこで、技の自己再生を「堪える」に、持ち物を「イバンのみ」に変更することで、一旦相手の攻撃を堪えてHP1で耐えてから、イバンのみを発動し死に際に味方にデコレーションすれば、そのターンバフを受けた味方は、「AとCが各々2段階上昇した状態で相手に大ダメージを高確率で与える」事が出来ました。イバンのみは、追い風やトリックルーム等も含めたポケモンの素早さに関係無く、「HPが1/4以下」という発動条件さえ満たせば、そのターンの行動順を早く出来るので汎用性が高く、催眠対策にマホイップを選出したら安定して活躍してくれました。尚、現ランクマ環境に於ける主な催眠技は以下の通りです。

モロバレルの「キノコのほうし」
トリトドンブラッキーの「あくび」
バタフリーフシギバナの「ねむりごな」

これらの技を持つポケモン(特にモロバレルと、特性複眼で高命中率で眠り粉を撒けるバタフリー)が相手のパーティーに居たら、「初手出しではなく(※重要)、基本的に控えにマホイップを置いて、相手がこれらのポケモンを場に出した次のターンに催眠技を読んで、味方を催眠技から守る為に交代出しし、相手の1ターン(の内の催眠技という強力な一手)を腐らせる」事が肝要でした。

●戦績雑感
(1)~スパボ級到達まで
INCの構築そのままと、前回の記事で記した動かし方でモンボ級は抜けられました。

(2)~ハイボ級到達まで
ここから初心者ではなく、ある程度ダブルバトルを戦い慣れた中級者が増え、勝ち抜くのが難しくなりました。催眠技が増え出したのもスパボ級からで、デスバーンの守る搭載も含め、マホイップの個体変更が活き、最後は4連勝でハイボ級に上がれました。
スパボ級から増え出した厄介な相手としては、
・上述した催眠技持ちポケモン
・「このゆびとまれ」で相手のダイマエースにダメージを与えさせてくれず、且つ味方殴りギミックを崩してくるイエッサン♀
・初手出しの多いコジョンドとデスバーンの2匹に高火力タイプ一致技(飛行技と悪技)と先制技(不意討ち)で縛ってくる禁伝のイベルタル

が特に厄介でした。

(3)ハイボ級
パーティーを修正した後でも、連勝する事が困難な猛者ばかりでした。流石、中級者がしのぎを削るスパボ級を抜けてきただけあって、初手出し負けが増え、且つ「コジョンドのサイドチェンジが高頻度で読まれた」だけでなく、プレイングも一級品のプレイヤー達と多く当たりました。中でも特に驚かされたのが、「ライチュウーホウオウートリトドン」からなる能動的な弱保発動ギミックで、「初手にライチュウとホウオウを出し、ライチュウで電気技を牽制しつつ此方の意識から一旦外した上で、ボルトチェンジをホウオウに当て“交代しながら”ホウオウの弱保を発動、トリトドンを交代出しして、水技からホウオウを守る」というものでした。味方殴りギミックは数あれど、「交代」を絡めながら発動するものは初めて目にしたので、あっと驚かされましたね。

他に要注意の要素としては、
・黒バドやニャオニクス♂のトリル封印(+スキルスワップ)
・オーロンゲのイカサマ
等が挙げられます。

●最後に
INCMarchに続いて、嫁ポケモンの一匹であるコジョンドと、ダブルバトルのガチ環境を戦い抜きましたが、複数戦独自のギミックや読み合いがシングルとは違って新鮮且つ面白かったです。マスボ級到達という結果を残す過程で、高次元の戦いをダブルバトルで出来たのは、私のポケモンライフに於いて、重要な経験になりました。

最後に、非常に長文になりましたが、ここまでご覧頂き有り難うございました。次回の記事でまたお会いしましょう!

f:id:Dainoji88:20220330044149p:plain